車両事業
TUVRheinland®
「TUV(テュフ)」とは
Technischer | 技術 |
Uberwachungs- | 検査(監視) |
Verein | 協会 |
「Rheinland(ラインランド)」とは
●蒸気ボイラー検査の第三者機関として1872年に発足した組織
●ドイツ・ケルン市にある第三者機関として、技術の検査(監視)を行う協会
●ドイツ国内に約250箇所で車検所、及び免許書発行業務を行っている組織
「TUV」の責務
●カーオーナーの満足のために、オートアフターマーケット業界全体に役立つサービスを提供する
●オートアフターマーケットを含め「グローバルスタンダード」である真の自動車先進国へ導くのが「TUV」である
なぜ、ドイツの「TUV」なのか
自動車メーカーが多く、自動車産業が盛んなドイツは日本との類似点が多く、オートアフターマーケットも急速にドイツに近づいていくと予想される
●オートアフターマーケットに関してドイツは日本に比べ10~15年程進んでいる
これまでとは違い、先進自動車の普及、自動運転の普及などにより「グローバルスタンダード」である「TUV」の役目が重要度を増していく
これからの鈑金塗装工場には、法令順守(コンプライアンス)があることが業務の基礎となり
そのうえで多種多様な材料を使った高度な修理方法と高い修理品質を提供できる工場が求められるています。
その基準を「グローバルスタンダード」で見える化しているものが「TUV」です
「TUVRheinland®」が考える鈑金塗装工場の重要項目ピラミッド
監査により共通のものさしでレベルを確認、改善の目標の定め、方向性を見極めます。そして監査結果により工場の努力やタイプを“見える化”します。認証は市場やお客様への安心、安全を提供し、信頼のあるサービスを提供できる工場として、また対等なビジネスパートナーとしての認識、生産性の向上・効率化に向けた工場運営を目的としています。
鈑金塗装工場向け「TUVRheinland®」認証基準プログラム
ドイツ本国(グローバルスタンダード)で使用されている「TUVRheinland®」認証基準に基づいた鈑金塗装工場向け監査・認証は、鉄のみの補修と、鉄及びアルミの補修可能な鈑金塗装業を別けた第三者による中立的な認証制度です。中立的な第三者機関として日本で認証書を発行しています。
※ドイツをベースに、日本市場に適した認証プログラムとなっています
監査・認証カテゴリー
●プラチナ | … | ドイツの基準に基づき、選択された項目を監査し、大型の欧州車を修理できる作業スペースや設備、修理品質の社内管理体制の確立、従業員に対する継続的なトレーニングの実施と記録など、さらにレベルの高い要求に適合した工場を認証するもの |
●ゴールド | … | 非常に高い修理ができる工場に対する認証です。 |
監査内容・概要
「TUVRheinland®」オリジナルの法令順守チェックリストによる監査を行います。
鈑金塗装工場運営には、昨今環境保護の観点からも、法令順守は必須です。
●労働基準法、労働安全衛生法
●建築基準法
●消防法
●環境基本法
●循環型社会形成推進基本法
●個人情報保護法
を始め、法令順守は健全で効率的な工場運営には必須です。
●鈑金塗装工場の外観・第一印象
●車両受け入れ、サービス・セールス
●ボディショップ
●ペイントショップ
●ボディ・塗装修理品質
●マネジメント、スタッフ及び訓練・資格
●パーツ管理
●アルミボディショップ
●機器・ツール
等の項目を「TUVRheinland®」認証基準に基づき監査・認証します。
※監査項目は、全229項目あり 取得には95%以上もの項目をクリアーしなければなりません。(平成30年1月現在)
「TUVRheinland®」グループの運輸・交通部について
●Technischer Uberwachungs- Verein = 技術検査(監視)協会
●本社所在地:ドイツ、ケルン
●1872年に蒸気ボイラー検査の第三者機関として発足し、現在は世界69ヵ国に拠点を持ち、約19,670人が従事
●ドイツを中心に車検サービス提供
●ドイツ・デュッセルドルフのクラシックカー博物館である、レムゼ博物館内のオフィスではクラシックカー、
プレミアムカー、レースカー等の車両の損害車両の査定を行う
●ニュルブルクリンクのスポンサー、管制タワーはTUVタワーと呼ばれる
●ドイツや世界中で、ディーラー、一般整備工場・BP工場の監査・認証を行っている
●ドイツでは第三者アジャスターサービスを提供